35歳の記 & 15年の記

本日、2026年3月11日に35歳の誕生日を迎えました。紆余曲折を経ながらも35年無事に生きてこられたことに感謝しています。120歳くらいまで生きる野望めいたものがありますので、人生まだまだこれからです。

さて、3月11日は、15年前からは東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)の日としても世界中の人々に深く記憶される日となりました。2011年3月11日の当時、自分は「はてなダイアリー」(はてなブログの前身)で初代の『青竹雑記帖』を始めて9か月と1日目、ほぼ毎日といっていいくらい何かしらの記事を書いていました。初代雑記帖ははてなダイアリーからはてなブログへの移行時にデータをエクスポートして公開を終了しているため、ネット上には現在存在しません。

当日の様子を伝えるため、あの日書いた記事をここにそのまま貼ろうかと思いましたが、ファイルを開いて眺めた瞬間15年前の20歳の自分をどつき回したくなったのでやめ、一部だけそのまま貼り、残りは35歳流に改稿して要約を記します。当時はブログを常体(だ、である体)で書いていて、文章での一人称が『僕』だったみたいです。読むまですっかり忘れていました。

2011年3月11日夜の投稿(当時の投稿タイトル「記念日の人災と大災害(遠く離れた九州から思う)」)

投稿日時:2011.03.11 19:17:23

今日、客観的書類の上では、僕は生まれてから20年を経過したらしい。JR九州管内では九州新幹線全線開業を翌日に控え、各所でイベント準備・車両の差し替えなども行われていた。その様子を検分するために出掛けた折、鹿児島本線の人身事故の余波を食らい、ヨロりと博多まで帰って来たら、東北地方太平洋沖地震のニュースが飛び込んできた。

何ともやりきれない。忘れられない日となってしまった。今日の小旅行記(人身事故巻き込まれ記)は、あとで載せる。

2011年3月11日昼の動き

当時の記事タイトル

  • 「九州新幹線開業前日(前編)―「船小屋駅」最後の1日」(投稿日時:2011.03.11 23:22:16
  • 「九州新幹線開業前日(後編)―人身事故に巻き込まれる」(投稿日時:2011.03.11 23:22:17

その日は九州新幹線の開業を翌日に控え、鹿児島本線を特急『リレーつばめ』『有明』が大量に走り回る最後の日となっており、自分も最後に何かしら写真を撮ろうと思って、移転前日の船小屋駅(翌12日に移転して筑後船小屋駅に改称)に行っていました。

ちょうど船小屋から博多に向けて移動を始めた12:55頃に、弥生が丘駅で4339M(快速 荒尾行・813系6両編成)とホームにいた人が接触する人身事故が発生し、鹿児島本線のダイヤが大いに乱れました。船小屋から乗った普通列車を1駅で捨てて羽犬塚始発の快速列車に乗り換えた結果、荒木で1時間近く足止めを受ける羽目になりました。羽犬塚で先行した44M(特急リレーつばめ44号 博多行・787系BM1編成)に荒木で追いつき、特急が20分ほどして不意にドアを開けてお客さんが休憩がてらホームに降りてくるのを見たりしていました。

最終的に博多に着いたのは15:33で、その時に新幹線側の改札口前が今まで見たこともないような数の人々で埋め尽くされてしまっており、「東北地方で震度7の地震」「地震の影響で東海道・山陽新幹線は全線運転見合わせ」という冷静に考えて不可解な情報を掲示や放送で初めて見聞きしました。

  • 東北地方の地震で
  • 東海道・山陽新幹線が
  • 東京から博多までおよそ1,000kmにわたって
  • 全線運転見合わせ

影響範囲が明らかにおかしすぎるその一報が、新幹線(JR西日本)博多駅長の名で、しかも15時現在の時刻情報入りで印刷されて掲示されているという、およそ信じがたい事態でした。このような事態が起きるとしたら、東京にある新幹線総合指令所が機能を停止してしまい、大阪の新幹線第二総合指令所への切り替えがまだ終わっていない[1]パターンしか考えられませんが、当時の自分は何が起きたか全く分かっていませんでした。最終的に事態を把握したのは夕方に帰宅してテレビを見てからでした。

2011年3月11日15時、博多駅新幹線改札口に掲示された運転見合わせの掲示。 2011年3月12日の九州新幹線全線開業一番列車に乗車する人への整列案内の掲示。

左は新幹線博多駅の改札口前に掲示されていた案内です。「14時46分に東北地区で強い地震が発生した影響により、現在東海道・山陽新幹線は運転を見合わせております」という、通常ならつながるはずのない地名がひとつながりの文に出てくる信じがたい文言が書かれていました。

右は翌日の九州新幹線全線開業一番列車「つばめ327号」自由席に乗車を希望するお客さん向けの案内ポスターでした。左の運転見合わせ案内の下にも同じものが書かれた紙が入っていました。

2011年3月12日

九州新幹線全線開業当日、大震災の翌日で、九州でも内海である有明海沿岸にまで津波警報が出たままという非常事態ゆえ、九州新幹線の一番列車は静かに各駅を発車しました。12日はまだ海に近い路線はことごとく運転見合わせとなっていて、本来なら11日深夜から12日未明にかけて広域転配も含む回送を実施するはずだった在来線の車両群が各所で抑止されていて、新八代駅の在来線電留線には787系が留置されたままになっていました。

当日は博多駅と新鳥栖駅を訪問しましたが、沿線の歓迎イベントはすべて中止、新幹線を見物に来たお客さんは博多駅ではそこそこ、新鳥栖駅ではかなり多かったものの、全体としては静かでした。博多駅で写真を撮っている時にたまたま隣り合わせたお客さん(同じ小郡から来た中年男性の方)と雑談をして、地震発生時の新幹線の安全性について少し語ったのを記憶しています。

乗車列車一覧(2011.03.11)

三国が丘→紫→二日市→船小屋

路線列車番号種別・行先編成乗車区間
西鉄天神大牟田線2092列車普通 福岡(天神)行6050形6053編成三国が丘10:21→紫10:34
JR鹿児島本線4331M快速 荒尾行811系PM1編成二日市10:49→久留米11:08
JR鹿児島本線5337M普通 八代行815系NT008編成久留米11:42→船小屋12:03

船小屋→博多→福岡(天神)→三国が丘

路線列車番号種別・行先編成乗車区間
JR鹿児島本線338M普通 鳥栖行815系NT010編成船小屋12:52→羽犬塚12:54
JR鹿児島本線4348M快速 小倉行(南福岡打ち切り)813系RM235編成+811系PM9編成羽犬塚13:19→荒木13:25・14:22→南福岡15:08
JR鹿児島本線158M普通 小倉行(南福岡特発)813系RM001編成+813系RM217編成南福岡15:14→博多15:33
西鉄天神大牟田線1171列車普通 柳川行8000形8061編成福岡(天神)17:25→三国が丘18:15

脚注

  1. 東京で異常が発生した場合、指令業務を遂行可能な社員が大阪・名古屋・岡山から第二指令所に参集して制御が再開できるまでおよそ1時間かかるとのことです。